G4のjazzblog

ジャズに人生の半分を捧げた、ノーフレンドオッさん

星に願いを

僕は自民党が好きではない。長年に渡り日本をダメにしてきたからだ。

 

モリカケとか桜の会とかはどうでもいい。バブル以降、長年渡り日本を貧しくしてきたから。この一点に尽きる。

 

他先進国と比べ、給与平均が30年前から下がり続けてるのは日本だけである。「バブルの頃の数字と比べるな」といえばそれまでだが、事実である。

 

今回の参院選もそんな思いから与党には入れてない。野党に入れた。現状を変えて欲しいと願っている。

 

つい先日の金曜日、日本を震撼させる事件が起きた。皆さんご承知の発砲事件である。僕は昼休憩で家でご飯を食べていたのだが速報を見て度肝を抜いた。

 

僕は自民党は好きではない。が、元首相の才覚を高く評価しているだけに今回の件は大変残念でならない。

 

元首相は日本の雇用を拡大し、訪日外国人を増やし、外交においては海千山千のドナルド・トランプを相手に上手く行ったところ等、好き嫌いは別として正当な評価を下さなければならないだろう。

 

こんな日はケニー・ドリューの「Kenny Drew Trio」の「星に願いを」を聴きながら喪に服したい。「星に願いを」は1940年に上映されたディズニー映画「ピノキオ」の主題歌である。

 

アメリカン・スタンダードは大概ジャズでも取り上げられるが、この曲に関しては演奏された記録が思いの他少ない。他にはビル・エヴァンスデイブ・ブルーベックくらいである。

 

ケニー・ドリューはこの時まだ27歳。ジャズマンとしては脂が乗り始め、注目され始めた頃だ。バド・パウエルの呪縛はまだ抜け切ってないが、この作品から「打って出てやろう」という真摯なプレーに好感が持てる。

 

1955年はハードバップ隆盛期である。何をやっても様になる「いい」時代だった。

 

「星に願いをかけるとき
 あなたが誰かなんて関係ない
 心の底から願えば
 何でもきっと叶う」

 

僕らの住む今を「いい」時代にする為、元首相に「生き返って欲しい」という思いと、「自民党議席減らせ」という俗な思いが交差している。

 

前者だけはなんとか叶って欲しいと皆思っている。諸行無常と言うが67歳の逝去はまだ早過ぎるのだ。

 

When You Wish Upon a Star

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